資生堂ゴールデンバランス&パーソナルカラーメイクアップレッスンを受けて

銀座資生堂ビルで開催されているメイクレッスンの予約が偶然取れたので行きました。

 

 

資生堂ゴールデンバランス&パーソナルカラーメイクアップレッスンの予約取れた

 

一ヶ月前から予約開始、とはいえすぐに満席になることで有名。 

 

東京行き前日の朝、何の気なしにレッスン予約ページを覗いたら翌日朝いちばんの11時からとその次の時間帯(12時~)が「△(TEL受付)」表示になっていた、ので電話予約開始時間の11時ほぼジャストに電話を掛け、無事に予約完了。

電話時間は5分未満だったけど、電話した時点(受付開始の11時)では△だったはずの12時の枠は案内されなかったので私より先に繋がった人のお電話で埋まったのかもしれない。

通常はweb予約がおすすめだそうです(電話してる間に埋まっちゃうらしい)。

 

「ゴールデンバランス&パーソナルカラーメイクアップレッスン」はかかる時間が120~140分、価格は22,000円(税込)。

化粧品より高いけど知識は一生ものだし、化粧品メーカーのスタッフさんによるマンツーマンレッスン2時間であれば妥当に感じるボリュームのレッスンだった。

 

行く前の準備

メイクレッスンを受けた方々のレポを読み漁って情報収集。

  • 集合時間はレッスン開始時間の10分前らしい(15分以上遅れるとキャンセルになると言われた)
  • 首や足の色も見るのでハイネック、ストッキングはやめたほうがいいらしい
  • 目的をちゃんと伝える、言えるようにまとめておく(書くから)

上記を踏まえて事前に希望をまとめ、10分前に着く計画をしたら新幹線降りた直後に銀座到着RTAをすることになった。

自分の目的などは以下優先度順。

 

目的・聞きたい・できるようになりたいこと
  • 自分の顔の客観的な評価を知りたい
  • 顔に左右差があるのは認識しているが、メイクで揃える方法が分からない
  • 似合う色が知りたい
  • チークの塗り方、顔に沿った陰影の入れ方を知りたい

  • これからモードブランドのバッグを見にに行くのでそれに合った顔になりたい
  • 口元にコンプレックスがあり現在矯正中のため、違和感のないリップの付け方や顎の印象を削るメイクが知りたい

 

メイクアップレッスン当日

受付後、メイクレッスン前に同意書、普段使っているアイテムの確認、どんなことが知りたいかを用紙に記入。 レッスンの流れは以下の通り。

  • 普段のメイクで写真撮影
  • メイクを落として写真撮影、ゴールデンバランス比較
  • スキンケア後、パーソナルカラー診断
  • 結果を踏まえて使用するメイク用品を選ぶ
  • 選んだメイク用品で担当さんが顔の右半分、自分が左半分をメイク
  • メイク後写真撮影

結果を印刷してお渡しいただいて終了。

 

ゴールデンバランス比較まで

部屋に入って普段のメイクを見て写真撮影する時点で「メイクおきれいですよ!」と褒めてくれる。 というか、事あるごとに褒めてくれる。

何もかもわからないから教えてもらいに来ている人間なので「そんなわけないが……」と卑屈な返しをしそうになるが、何一ついいことはないので元気にありがとうございます!と答える。 これはマンツーマンコミュニケーションなので……。

 

メイクを落として再度撮影し、その写真を資生堂がデータとしてまとめた「日本人女性の平均顔(ゴールデンバランス)」と比較。 パーツごとに位置をデータ化しての比較のため、客観的事実として理解できる。

 

平均値が1.00、そこから上か下かみたいな判定がこうやって出る。

私は顔(顎)を見てもらった医師全員から「顎が長いね」と言われていたので面長なんだろうな〜と思っていたけど顔自体の長さは平均値という結果に。

「目と目の間は平均値近くの方があんまりいらっしゃらないんです! いいですね~」と褒めてもらえたので一つくらいいいところがあって良かった。 平均値(ゴールデンバランス)からはかけ離れた顔だと思っていたので……。

 

ただ画像の通り「眉から鼻の位置が高くて口の位置が低いので、ここの印象で面長に見えやすいのかもしれません」とのこと。  かもじゃなくて実際そうなのだが、なるべくやさしく伝えようとしてくれている。 人間のどこに地雷があるか分からないから大変な仕事だ。

自分の感覚では唇から顎までが長いので、ここが顎変形症の治療で改善して面長感が薄まるといいなぁ。

 

顔立ちの雰囲気を言語化してくれるやつと肌色分析。

顔立ちは「やさしい 華やか」だそうです。 「優しい」と「華やか」が私の中で同じカテゴリになかったので全然実感がない。 曲線パーツが多いとこのカテゴリらしいです。

肌色は平均値。 このあたりの色味なら標準色より一つ明るめくらいがいいですよ、とのこと。

こうして見ても顔は赤み寄りで首が黄み寄りと肌の色味は統一されていない。 このあたりはパーソナルカラー診断でも参照されました。

 

すっぴんでパーソナルカラー診断

「手のひらや顔の印象は完全にブルーベースで、耳や腕の内側はイエローベース」と言われて困惑。 両方持ってる人は結構いる、というより多いらしい。 診断レポで散見されるファーストとかセカンドとかがそれなのかな。

髪や目の色を見た限りでは「オータム」要素が多いが、各属のカラー布を顔に当てると明らかに「ウィンター」が似合う。 一番がウィンターで二番目にオータム、サマーはピンと来ずスプリングは全然だめ、という結果。

 

 

ということでブルべウィンターだそうです。 確かにはっきりした青や深緑は好きでよく着ていたので納得。

好きな色が似合う色だったのでよかったというか、意外性はなかった。 白の混ざった色やくすみカラーが苦手なことも分かっていて、他者から見てもその辺の色はあんまりと知れたのは収穫だった。

ただ自分は診断結果を聞いて本当に驚きも感動もなかった(ただ「だろうな」という納得があった)ので、もしかすると「自分が合わないと思っている色を使いこなすにはどうするか」が知りたかったのかもしれない。

それも今回受けないと気付けなかったことなのでよし。 苦手意識をなくしたいというか、なんでも着て馴染むようになりたいな。

 

イエロー属を当ててもらった時にやっぱりウィンターですねーという会話があったが「そもそも黄色い服って着ますか?」「えっ……そう言われると私も持ってないです」「黄色を選ぶということをしたことがない 」という話をした。 黄色って結構難しい印象があって手に取りにくいんだよなぁ。 ちゃんと着れたらかっこいいんだろう。

 

診断結果を踏まえてメイクレッスン

顔の比率とパーソナルカラーを踏まえて事前に伝えた要望に沿ったメイクをしてもらう。 顔の右側を担当さんがやってくれるので、それ通りになるよう自分で左側をやる。

教わったのは以下。

 

  • 肌を作りこまず「うっすらカバーできればいい」のでリキッドファンデーションをブラシで薄く伸ばしましょう
  • ツヤが得意な顔立ちなのでパウダーは眉とTゾーンのみにしましょう
  • 眉山の位置を今より外側にずらして下を足して太めにしましょう
  • 上まぶたは骨格に合わせてシャドウを入れましょう 濃い色より明るめの色1~2色でよさそう
  • 下まぶたに色を塗りましょう 結構塗りましょう
  • まつ毛の上げ方最高だし自前のまつ毛が長いのでここは変えなくてOK
  • チークは鼻より下に行かないようにブラシで真横に入れましょう
  • 目とチークの間、ほうれい線の上あたりにスっとハイライト入れましょう
  • シェーディングは前髪のキワと顎だけにして顔の横には塗らない
  • リップはまずコンシーラーでラインを整えてから素の唇の色に近いリップライナーでオーバー気味に囲い、山の位置を外側にして色を塗りましょう

 

眉山の位置ここにしましょうとか口を大きくしましょうとか変えられると思ってもいないところを提案してもらい、実際にそれが可能になったので驚いた。 左の眉山2㎜剃って眉頭は上に1mm足して今より後ろが眉山になるように書いて、もっと太くしてもいいでしょうとかかなり具体的に教えてくれる。 それをどうにか再現する。

 

使ってもらったファンデーションが9月発売の新作(もう情報自体は出てるので書く)で、今買えないものも使ってくれるんだ……と驚いた。 ここで「いかがですか」などの化粧品セールスは一切ないが、勝手に欲しくなるので大丈夫です。 

 

アイメイクをしているとき「ラメを涙袋に入れましょう」に「涙袋ないんですよね」と返して「エ!!( ありますよ!!!)」と心底驚かせてしまった。 あるらしいです。 みんなあるらしい。 立体感がなさすぎてそんなものはないと思い込んでいた。

「ここ!!」って教えてもらったので無事に救済されました。 よかったですね。

 

私は眉や目の左右差が気になっていたのでそのへんどうするか?という話で、まず眉は骨格の位置が合っていなかった。 眉は額の真下、ちょっとカーブした位置から生えているけどそのカーブ位置がそもそもズレている。

急に実写ですいません。真正面から撮影した顔にガイドライン引くと向かって左側の眉頭が低いのが分かる。(これは骨に沿って眉を書いたレッスン後に自分で撮影)

で、これをどうするか?というと「骨格を無視してまで無理に合わせない方がいい」ということになった。

人の顔は左右対称ではないという大前提があり、写真など平面で見れば確かにずれているが対面では顔の凹凸を無視して書く方が違和感がある。 加えて人間は常に同じ表情ではないし顔が動いているときも気になるほどのズレではないから、超至近での写真撮影でどうしても気になる……という場合だけ合わせるのはどうでしょうか? というご提案があり、そうだな~とここでも納得。

 

小さくてコンプレックスの唇も自然なオーバーリップのやり方を教わったことで確かに大きく見えるし「オーバーリップ書いてます」というほどの違和感がない。 そもそもの大きさが小さいので自然に大きくしましょう!と言ってもらえると「メイクってこういうことだな~」と感心してしまう。 コンプレックスをカバーできると嬉しい。

 

レッスン後の顔を撮影して自分のメイクと比較して終了

出来上がった顔と来た時の顔を並べると全然違う、が、写真を印刷した紙をさらにスマホで撮っても全然わからないので掲載は見送り。

メイクがちゃんと出来ている! 盛れていると言うのか、イメージしていたメイクした顔になってうれしい。

下まぶたにどこまで塗っていいのかとか、陰影の入れ方、眉の描き方など知りたい知識を得られたうちにレッスン後の顔を残すべく全くしたことのない自撮りを行い「ここの延長が眉山、このラインにチーク」などメモも書いて残した。

メイクのやりかたシートも書いてもらえるけど、覚えているうちに自分の顔の写真撮って直接書き込むのもおすすめです。

 

受けてよかった

ここまでみっちり診断評価レッスンを受けてたくさん知らなかったことを知れたので満足、「高いな~」とは全然思わなかった。 前日急に予約が取れたので事前に組んでいた予定はすべて狂ったが、むしろこっちのほうが充実した時間になったので受けられて本当に良かった。

終了後、同フロア併設のカフェで使える1000円オフのクーポンがもらえるのでそのままごはんを食べました。 平日だったかもかもだが銀座中央通りなのに人が少なく、過ごしやすくていい場所だったのも嬉しい。

 

一階の資生堂ショップに買い物に行くと「レッスン受けられたんですか? アイメイクとってもお綺麗ですね~!」とここでも容赦なく褒めてくれる。 ご案内の方とは別の方まですれ違いざまに褒めてくれる。

資生堂って……すごいのよ。 大ファンになってしまいました。

そして使ってもらったブラシを3本購入。 資生堂のブラシってフワフワで使いやすいのに超高級じゃないのがいいね。 消耗品だからかな。

 

メイクアップレッスン、すっごく褒めてくれるし自信になるのでメイクに疑問を持っている人にはおすすめです。 予約が取れない、ただそれだけがネックですが根気よくホームページを見よう。

事前にワタシプラスに登録しておくといいそうです。 お疲れ様でした。

 

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