2026年1月 即売会に参加+同人誌レシピ

出ない本より出る駄作、これに尽きる。*1

 

当記事には二次創作同人誌の写真が一部含まれます。

うっすらご覧ください。

 

1月にサークル参加した。去年の夏以来。

頭の中にある話を頭から出さないといけなくて、気をおかしくしながら原稿をする。

なんとかイベント会場にたどり着くと身に余るようないい思いをさせてもらえることがあり*2、わざわざイベントに出る理由は、そういった経験が忘れられないからだと思う。

私が同人誌に関する記事をいちいち書いているのも、皆さんに気をおかしくしながら本を出してほしいからに過ぎない。

 

漫画の同人誌を作成したときに考えていたことは既に書いた。

breakcore.hatenablog.com

以下、イベントに合わせて製作した同人誌のレシピと振り返り。

 

4コマ漫画本(表紙デザイン依頼)

表紙込み24P / 背幅1.7mm(切り上げ2mm)

  • 表紙 → OKマットポスト 180kg / PPなし / CMYK
  • 本文 → 標準上質紙 90kg / マット感優先 
  • 遊び紙 → NTパイル ブラック 130kg

表紙

なぜPP加工を付けなかったのか?記憶がない。基本的には付けたいと思っている。
PPを追加できる締切の余裕がなかったため、標準に近く、光沢のない、厚みのある用紙を選択した。PPなしは細かい傷の発生や色写り等に不安があった(印刷所の技術にではなく、私の選択が適切だったかの不安)が、全面にインクが乗る表紙だったこともあり、発色も手触りも問題のない仕上がりで満足。
デザインしてもらったかわいい表紙がかわいいので嬉しい。ほんとかわいい。私は何もしていない。

デザインの力は本当にすごくて、自分の絵が5倍以上よいように見せてくれる。デカすぎるバフが乗る。

遊び紙

この本に必要かは悩んだが、遊び紙は同人誌の華なので入れた(※個人の感想です)。
実物がかなり好きな質感で嬉しい。紙というより少し厚いフィルム? 透け感が面白い。
気に入るものを使ったのだから、もっとちゃんとした扉を描けばよかった。こういう後悔をしていこう。

本文

きわめて標準だが、かなり白い(青みや黄みのない蛍光白)。90であれば裏写りもなく、不満はない。薄い本なので目への負担はなさそうだが、厚い本の場合は黄色みのあるキンマリ等が候補になってくる。
印刷機はマット感優先を指定し、出力品は黒ベタ部分もテカりなく綺麗。今回初めてB5サイズで刷ったが、A5のコンパクトさに慣れた自分の感覚では画面が大きい。作業中の画面よりも広く見え、結果コマ内がスカスカしているように見えなくもない。潰れを恐れていたが、もっと書き込んで良かったみたい。しかし今後漫画を出すならA5にする。

グレスケ印刷はデータ上よりも濃く出ると認識しており、今回の原稿では50%以上の濃度は一部を除いて採用していない。結果として画面のコントラストはおおむね想定通りだが、私が10%だと思っていた色が恐らく10%以上の濃度だったため、やや影が濃くなっていた。印刷には案外薄い色も出るのかもしれない。

 

小説本1(表紙デザイン依頼)

表紙込み54P / 背幅3.3mm(切り上げ4mm)

  • 表紙 → 新シェルリンN プレーン 180kg / マットPP / CMYK
  • 本文 → 標準上質紙 70kg / 印刷機指定なし(おまかせ) 
  • 遊び紙 → ミランダ 黒 100kg

表紙

良すぎるな。良すぎるのだが……。このまま額装して飾ろうかな。
自分のざっくりしたイメージ図からこれだけのものがお出しされると正気を失ってしまう。全員表紙を依頼したほうがいい。
紙を新シェルリンN プレーンにするかNew特レーブル輝きゴールドにするか最後の最後まで迷い、最終的に金地に印刷する想像が付かないし、デザインしてくれた友達にも相談していなかったので白地のシェルリンにした。
マットPPを付けたこともあり濃いインク色の部分には紙の光沢が出ていないが、薄い色の箇所は傾けるとうっすらと光って(ギラギラしない)最高の表紙になった。
ただ新シェルリンは裏(表2-3)に光沢がない普通の白なので、両面に光沢のある用紙だともっと楽しかったかもしれない。

遊び紙

写っていないが、宇宙の話だからミランダ黒を選択。ミランダは一度使ったら大好きになってしまった。光の加減でガラスフレークがキラキラ輝いて素敵だ。

本文

標準上質紙70kgは多少裏が透ける、そして90同様に白が強い。悪いわけではなく好みの問題だが、100P以下の小説(文章)なら読みやすさとして許容範囲か。

この話ならタブロ等グレーがかった用紙でも雰囲気が出たかも。†硬派†SF小説なので……

印刷が綺麗なので文字がはっきりしている。私はA5サイズであれば文字サイズ8.5ptでも読みづらさを感じない。私は自分の本に厚みを出そうと思っていないので文字サイズを小さく、紙を薄くしたがっているが、可読性を考慮すると9pt以上が実用範囲だろう。

入稿後、印刷所さんから「ノンブル横のタイトル文字、1単語だけ太字になっていますが仕様ですか?」と連絡をいただき、なぜそんなことになったのか分からなさすぎてウケてしまった。すいません。(修正のうえ再入稿させていただきました)

 

小説本2

表紙込み44P / 背幅3.7mm(切り上げ4mm)

  • 表紙 → アワイ 180.5kg / PPなし / CMYK
  • 本文 → モンテシオン 70.5kg / 印刷機指定なし(おまかせ) 
  • 遊び紙 → シープスキン 白 80kg

表紙

※載っているのは裏表紙*3

アワイはPP加工や白押さえがなくても問題ないと判断して使用。*4
私は自分のデザイン能力をまったく信頼していないため、紙の力でなんとかしようとインクが乗る部分が少ないデザインにした。地の色がある用紙への印刷が初めてだったため白押さえ(特色白)なしでどう発色するか悩んだが、作業データに薄いグレー(アワイの画像からスポイトした色)を乗算で乗せて確認した際の色味と印刷実物はあまり遜色がなかった*5
銀メタでざらっとした手触りが特徴的だが、絵柄や作風は何でもいけそう。たくさん色を使うデザインならキャラ部分等、メインで見せたいものに白押さえしたほうがいいと思う。寒色のほうがまとまりが良さそうだが、赤も濁らずきれいに乗った。用紙の裏側が黒なのも面白い。

特徴が多い紙なので普通に高価であり、私などには少部数でしか使うことはできない。でも少部数ならではの暴れ様ってある。

遊び紙

シープスキンという名前が良くて使った。アワイの裏面(黒)をぼやっとさせてくれそう+全体的に高熱にうなされた時に見る夢みたいな話なので。

本文

表紙のアワイがざらっとした質感のため、そこに合わせてラフな雰囲気の用紙にしようと以前から使ってみたかったモンテシオンを選択。嵩高なので厚みが出る(小説本1よりP数が少ないのに背幅が大きい)が、用紙自体は軽いため本としての重量は抑えられる。
透け感もなくしっかりしており、用紙色の淡いアイボリーが読みやすさを担保している。この用紙は次第に退色していくそうなので、いつか黄色くなるのでしょう。

相変わらず印刷は綺麗。印刷機を指定しなかったが本文のほか、挿絵も想像以上に表現してもらえてよかった。

作業中はまったく頭が回っておらず原稿のノド部分が呑まれることを失念しており、後書きに配置した二次元コード、消えるかもな……と入稿後に頭を抱えていたが、ギリギリ生きていた。印刷所さん、ありがとうございます。

 

総括

漫画の本は本当は11月に出す予定だったが、入院による影響で1月にスライドした。

4コマ漫画は決して簡単ではない。漫画というものはすべての工程が難しい。だが決まった枠の中でやりくりする経験ができたのはよかった。

次に作るとしたら原稿として一からではなく、日々描いたものをまとめた本としてかな。私と漫画の距離感はそのぐらいが良さそう。

 

小説本1は最初から最後まで一気通貫で思いついてしまったので忘れる前に書くしかなくなり、小説本2は、1を書くのが難しすぎたので頭を休ませるために書いていた(絵で言う落書き)ものが形になったので本になった。

この二冊を書くために普通にすごい無理をしており、体と精神の具合をおかしくした。結果として本になったのでいいのだが、生活や仕事の面ではもう少し余裕があったほうがいい。バッファがないと入稿後に心配することが多い。

頭の中から出した後、本という形になったものを読み返すと設定が甘かったり、もっと適切な単語選択があったかなという部分がある。読む人の解釈に委ねるのは物語の神秘だけど、展開の方向を迷わせるのは技量不足かも。

でも本が出たから偉いです。ピース。

 

三冊とも同じ印刷所で刷った。そして自作同人誌紹介キャンペーンに参加したところ、なんと5000円分のクーポンを3枚貰った。

以降、私のことはツクヨミの犬と呼んでください。

www.tsuku-yomi.com

 

紹介者コードがあるので、発注したら入力していいですよ。

【 SGKF9X 】

 

次回は5月のビッグサイトに申し込んだ。

2冊分の入稿予約をしてあります。出るでしょうか? 出るといいですね。

*1:これは心構えの話で、駄作だと思って作っているわけでは当然ない

*2:本を手に取ってもらえることはもちろん、自作シールの交換など

*3:表紙がエロ同人誌だからです♪

*4:理由は、ギリギリに作り始めてPPも特色も追加できるほど締切に余裕がなかったからです♪

*5:地の色がインクを吸うと聞いたので試した方法